ハマる母

私の母は何かにハマると飽きるまでそれを続けてしまうところがあります。

私が幼いころ、母はべっ甲飴作りにハマっていました。
耐熱容器に砂糖と水を入れてレンジにいれ、砂糖が溶けて煮詰まってうっすら茶色くなったところで取り出し、アルミホイルの上に流して固めて作る、というものです。

はじめは飴の色の加減にこだわり、次はきれいな丸型にすることにこだわり、最後は飴でウサギや花など様々な形を作ることにこだわっていました。

学校から帰ると、テーブルの上には毎日のようにべっ甲飴が用意されていました。
初めこそ「今日の色いいね」とか「この形なに?」とかリアクションをしていましたが、さすがに何週間も続いたころには飽きてしまい、他のお菓子を催促するようになりました。
母はそんな私を適当に言いくるめてひたすら飴を食べさせていましたが、ひと月たったころようやく飽きたのか、ぱったりと作るのをやめました。

母がその次にハマったのはワッフルでした。
懸賞か何かで当たって手に入れたワッフルメーカー(生地を型に流し、挟むように閉じて焼くもの)でのワッフル作りに夢中になったのです。
はじめのうちはきれいな形に焼くことや焼き色をうまくつける方法に凝っていましたが、それに慣れてくると今度は生地にココアを入れたり紅茶をいれたりと、新しい味にトライするようになっていきました。
学校から帰ると、テーブルの上には毎日のように山もりのワッフルが……。
それもひと月たつころには飽きてやめてしまい、今ではあのワッフルメーカーは行方知れず。きっとキッチンの棚の奥でほこりをかぶっているのでしょう。

こういう話はほかの家でも聞いたことがあります。
ある友人のお母さんは新しいホットプレートを買った日から10日間連続でホットプレートを使った料理を作り続けたとそうです。

一度ハマったら徹底してハマってしまうというのは、多くの「母親」によく見られる傾向なんでしょうか?

因みに、今、私はドライブにハマっています。
新車でアクセラスポーツを購入したので、週末ドライブに行くことをとても楽しみにしています。