私が持っていたパニック障害への誤解

私には、結婚を前提に付き合っている彼氏がいます。
実はハンディキャップを持っているカップルです。

しかし、ひとくちにハンディキャップといっても互いの状況は全く違います。
私は神経難病のため、手足に麻痺があります。
車椅子に乗っており、見た目にもハンディがあることがわかりやすいです。

一方、彼はパニック障害を抱えています。
パニック障害は、いまだに「心の弱い人がなる病気」「性格の問題」と偏見が強いです。
パニック発作でとても辛いにも関わらず、周りからの理解を得ることが難しいのです。

私自身、はじめはパニック障害に対して、偏見がありました。
繊細でおとなしい人がかかる病気だと思っていたのです。

スポーツマンで明るい性格の彼が、パニック障害だと聞いて非常に驚きました。
「悩みなんて寝たら治る」と笑い飛ばしていた彼からは、想像もつかなかったからです。

パニック障害の本を読んでも、生真面目で努力家の人がなりやすいと書いていました。
豪快で自信家、プライドの高い彼の性格と、パニック障害が結びつかなかったのです。

しかし、パニック障害になった経緯を聞いていると、聞いている私まで辛くなるほどでした。
今までよく頑張ってきたなとつくづく思いました。
パニック障害になってからも、周りからの偏見に苦しんできていました。

彼はパニック障害を学生時代に発症してから、正社員の仕事に就いていません。
周りからは「病気を理由に甘えているのでは?」と散々に言われています。

パニック障害は過労やストレスで悪化してしまいます。
パニック障害の発作は当人たちでしか、わからない辛さがあるのです。
仕事をセーブしながら、病気と付き合っていかないといけません。

障害が目に見えないメンタルなものなだけに、周りからの無理解に悩まされています。
これはうつ病や精神の病気を抱えてる人たちの共通の悩みです。

私のような身体が不自由な障害者は、「わかりやすさ」があります。
周りからも手を貸してもらいやすいですし、働けないことに対しても理解が得られやすいです。
その点はラッキーだといえるかもしれません。

どんな障害があったとしても、つらい思いを抱えて頑張って生きていることには変わりありません。
うつ病やパニック障害に対する社会への理解が、広がっていけばよいなと思います。
決して弱いから病気になるのではないのですから。