いきいきと老いを重ねていくためのリハビリとは?

還暦を過ぎると、どうしても病気や怪我にかかりやすくなります。
骨粗鬆症により骨折しやすく、膝や腰に慢性の痛みを抱える人も多いものです。
痛みのあまり、ついつい外に出るのが億劫になりがちです。

しかし、動かないとその分だけ筋肉が弱ってしまいます。
できる限り、無理のない範囲で、筋肉は使い続けるようにした方が良いようです。

使い続けた方が良いのは、脳みそも同じです。
代わり映えのしない単調な生活を送っているとボケやすくなるのは、脳を使わないからだと言われています。

ボケ防止や体力をつけるために、特別なことを始めようとするお年寄りも案外多いものです。
100マス計算などのドリルを使ったり、リハビリのためにスポーツジムに通い始める人もいます。

しかし、わざわざお金をかけて新しいことを始めなくても、もっと簡単なリハビリがあります。
意外かもしれませんが、料理をすることです。

料理は頭と筋肉を両方使える上に、かかるコストは食費だけです。
料理に頭は使わないと思うかもしれませんが、献立を考えたり、彩りよく盛り付けようとすると意外と脳を使っているのです。

また、料理は立ち仕事ですし、野菜を刻んだりするので手と足の両方を使います。
足腰の悪い人は、椅子を利用して台所に立つとよいでしょう。

「男子厨房に入らず」と育てられた世代の男性は、料理に抵抗があるかもしれません。
簡単なお米の研ぎ方や炊飯器の使い方を覚えるだけでも構いません。
野菜を刻んで、ラーメンをお鍋で作ることから始めるのもよいでしょう。

身体の不自由な人は、無理して料理することは禁物です。
長く主婦をしてきたため、体調を押して台所に立ってしまう人がいます。

家族の手を借りたり、介護認定を受けていてヘルパーの手を借りることができるなら、ぜひ手伝ってもらいましょう。
すべて自分ひとりでやるのが、いいのではありません。
手足の残った力を無理ない範囲で使ってこそ、リハビリに繋がるのです。

年齢を重ねると動けない範囲も増えますが、できることは自分でやるように心がけましょう。
残った機能を最大限に使っていくことが、いきいきと老いを重ねていくコツなのです。
料理は、自宅でもできる簡単なリハビリとしてちょうどよいでしょう。